(仮称)船明の離れ

木造平屋建て・住宅兼スタジオ・リノベーション・53㎡

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浜松市天竜区。山間部への入口に位置する船明(ふなぎら)に建つ、80坪を超える空き家の段階的な改修・活用プロジェクト。1期工事としては、「離れ」と呼ばれる西側の平屋部分の耐震改修工事を行う。

離れは、八畳間と六畳間を中心として周囲に縁側が回り、東・南・西は大きく開け放たれている。東は主屋との間に囲われた中庭、西は敷地から5mほど高い堤防道路、南は庭の奥に廃屋があり、風景や光の状態は方位ごとに異なっている。

耐震改修に際して、開放感は維持するために耐力壁の配置を慎重に検討しながら、各方位の風景や光の差を顕在化させ、室内にムラを生じさせることができると良いと思う。

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Credit
設計監理 白坂隆之介|REGION STUDIES Inc.

 

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